パソナマスターズ 「生成AI(ChatGPTなど)利用実態アンケート」報告

2026年01月25日

ミドル・シニアにおける生成AI利用の現況と課題
―パソナマスターズ登録就業者を対象とした利用実態アンケート(2025年)の報告―

パソナマスターズでは、50代〜70代の登録就業者を対象に、「生成AI(ChatGPTなど)」の認知・利用実態アンケートを実施しました。調査の結果、83%が生成AIを知っており、56%が実際に利用経験ありと回答。情報検索やメール・資料文案作成、要約・翻訳、アイデア出しなど、幅広いシーンで活用が進む一方で、「情報の正確性」や「機密情報の取り扱い」「創造性の低下」などへの不安の声も明らかになりました。

1.調査概要

• 対象:パソナマスターズ 登録 就業者など 

• 調査方法:アンケート 回答 432名 (~50代9%、60代72%、70代19%)

• 調査時期:2025年10月~11月

2.生成AI認知・利用状況

• 「生成AI(ChatGPTなど)」の名前を知っている割合:約83%

• 実際に使用したことがある:全体の約56% 

「業務内で利用」経験者:約35%

「業務外で利用」経験者:約30%

• 使用したことがない:全体の18%/聞いたことはあるが利用したことがない:27%

(参考:「生成AI(ChatGPTなど)利用実態アンケート」Qあなたは生成AI(ChatGPT、Gemini、Claude、Copilotなど)を使ったことがありますか?)

3. 利用目的(複数回答可)

• 調べもの・学習目的:全利用者の約70%

• メール文・報告書などの文面作成:約40%

• 資料や提案書の下書き作成:約32%

• 文章の校正・言い回しの改善:約30%

• 翻訳・要約:約26%

• 企画アイデア出し:約24%

• Excel関数・マクロ作成補助:約10%

4. 利用ツールの傾向

• ChatGPT(OpenAI):認知度・利用率ともトップ

• Copilot(Microsoft)、Gemini(Google)、Claude:業務外でも一定の利用実績あり

5. 利用価値・メリット

• 時間短縮・効率化:90%超のユーザーが「圧倒的な効率化」を実感

• 回答の情報量・親切さ:全体の約75%が「従来のWeb検索よりも良い」と肯定的評価

• 文面作成や要約、校正、調査等の補助ツールとしての活用意向強い

6. 不安・懸念点(複数回答可)

• 情報の正確性・ハルシネーション(誤情報):約55%

• 個人情報・機密情報の漏洩:約25%

• 依存性・創造力低下:約22%

• 個性喪失・内容の似通い:約17%

• 著作権・法制度未整備:約10%

7. 今後の活用意向

• 「サポートツール」としての利用、セカンドオピニオンが主流

• 「AI作成文は必ず自分の言葉で修正」など、最終的な人間による判断・編集が必要だと69%が認識

• 「アイデアの壁打ち」「資料作成」「調査補助」等での活用意向が強い

• 未利用者層(約30%)も「活用してみたい」「学びたい」という潜在ニーズを多数

8.まとめ

本調査によると、生成AIの認知率は高く(約83%)、実利用率(約56%)も進展がみられる。主な活用領域は情報検索、文書作成、校正・翻訳・アイデア発想などに広がっており、業務効率化への寄与度は統計的にも高い(90%以上が時短・省力化を実感)。

一方で、情報精度やセキュリティ面の懸念(ハルシネーション体験者率:約55%)、人間の創造性・オリジナリティ低下への不安(約2割超)も根強く、"人的最終確認"が必須との認識が広い。未利用者も含め、今後の啓発・研修ニーズが示唆される。