―11/27開催 ウェビナーレポート ―

2025年11月27日(木)、パソナマスターズは 「生産性とパフォーマンスを最大限に引き出す施策とは」 をテーマに、伊藤忠商事労働組合・GMOインターネットグループ・Well Bodyと共催でオンラインセミナーを開催しました。
■ 企業が本気で向き合う「心身のコンディション向上」
本セミナーではまず、GMOインターネットグループ・伊藤忠商事労働組合の取り組みを紹介。
社員の体調に寄り添う制度、支援体制、そして働きがいを支えるコミュニケーションの仕組みなど、現場でのリアルな工夫が語られました。
“福利厚生=コスト”ではなく、「生産性を生む投資」 として捉える視点や、社員からの声を拾いあげ形にしていく様子、が印象的でした。
続いてのGMOインターネットグループ・伊藤忠商事労働組合 2社のインタビューセッションでは、それぞれの取組みを聞いての感想として、
「健康経営」は単なる流行語ではなく、「普遍的なものである」ということ、健康は「コスト」として捉えられてしまうこともあったり、できて当たり前、というみられ方がされることもあるが、それを経営視点で上層部から提示していくことが大事である、ということ。パワーナップは是非次に取り入れていきたい などがありました。
Q:もし他社が健康施策を始めるなら、最初に何から着手すべき?の問いに対し、
・実現しやすいところからひとつずつはじめる。
・経営層のメッセージがとても大事。
・社員から意見を聞く場をまずは設ける。会社が動き出していくそのステップを見せることも大切、というお話がありました。(会社が社員を大切にしているという姿勢)
Q:社内で健康施策を進めるうえで、もっとも「難しかったこと」と「突破できたポイント」は?
GMOインターナショナル:
・機会の提供(パワーナップ*)とあわせて発信側の啓蒙活動(会社として推奨していることを言い続ける、お昼寝への罪悪感とならないよう)と、提唱(どれだけ大切か)の重要性
*パワーナップとは:「Power up(元気を出す)」と「Nap(昼寝)」を組み合わせた造語で、集中力や生産性向上のために取る15〜30分程度の短い昼寝のこと
Q:社員向け健康施策が組織に与えた変化や、部署間の関係性の変化はありますか?
・仕事から離れてリラックスし、笑顔になるからいい会社だね、となる。
・身体を動かすものはシンプルだけどすっきりするし、少しずつ結果も出てくる。自然と会話が生まれる。
Q:Offi-Stretch®の良いところ、具体的な効果について
伊藤忠労働組合:あくまでも機会の提供 利用料は社員負担としているため、公平性を担保している。オフィスの中に駆け込み寺があることの安心感、リフレッシュではなく、パフォーマンスをビジネスアスリートとしてあげていくために必要な場所、になっている。
■ 身体の不調は、集中力とパフォーマンスを下げる
Well Body 社のセッションでは、肩こり・腰痛・姿勢の乱れなど、
日常の不調がパフォーマンスをどう低下させるかを分かりやすく解説。
痛みの原因は別の場所にある、根本の原因はどこにあるかを確認し、しっかりストレッチをすること、筋肉をつけていくためのトレーニング、などのお伝えをしている。
体のケアがメンタルにも影響する “フィジカル × メンタルの相互作用” を、エビデンスをもとに解説し、メンタルケアの新たな打ち手として、フィジカルケアを紹介。
■ 実践につながるソリューション紹介
最後は、
・出張ボディケアサービス 「Offi-Stretch®(オフィストレッチ)」
・腰痛の状態を可視化する 腰痛サーベイ
など、導入事例をあげながら、サービスのご紹介をしました。

■ アーカイブのご案内
当日ご参加いただけなかった方、もう一度振り返りたい方へ向けてアーカイブ視聴をご用意しています。
▶ アーカイブ視聴はこちら
セミナー / アーカイブ動画
■ 最後に
パソナマスターズは、ミドル・シニア世代が心身健やかに働き続けられる社会の実現に向けて、
企業の皆さまと共に、健康経営・働き方改革の施策をサポートしてまいります。
「自社でも取り入れてみたい」「社員の不調を改善したい」など、
ご相談はいつでもお気軽にお問い合わせください。
